代表日記『資格勉強の本質』

何のために資格の勉強をするのでしょうか? 私たちクレアは、何を提供しているのだろう?

「資格なんて何の役にも立たない」と言われることが良くあります。一週間勉強すれば合格できる資格なんて、あっても意味が無い、という意見も散見されます。

ごもっともだと思います。確かに、資格なんてあっても無くても良い。個人個人で勉強すれば、資格なんて別に要らないと、僕も思います。

但し、「個人で勉強するのであれば」です。

何のために資格があるのか?理由は二つあると思います。

ひとつは、技能、知識、能力の担保。この資格があれば、一定の技能、知識、能力を有しているんだな、と本人以外の人に伝わると言うこと。

そしてもうひとつは、「資格という果実があるからこそ、勉強する人が増える」という効果です。

残念ながら、「役に立つ」や「将来のためになる」、「会社のためになる」というだけで、しっかり勉強をできる人は多くありません。「好き」で勉強をできる人は多いかもしれませんが、それはつまり、好きなものしか勉強できないという裏返しです。

「役に立つ」「将来のためになる」「会社のためになる」けども「好き」では無いことを勉強するにはどうすれば良いのか。

そのひとつの解決法が、【資格】というものだと僕は思います。

「資格の合格」というしっかりと明確なゴールを与えることで、どこまで頑張れば良いのかを見せる。どこまで走れば良いかわからない長距離走に全力を出せる人はいません。しかし、42.195kmという区切りを持たせることで、マラソンという競技が成立するのと同じです。枠を作ってあげることで、人は頑張れるようになる。能動的になります。

「何のために労働トラブル相談士の資格を作ったのですか?」「この資格を取ったところで、何の役に立つのですか?」全くごもっともな質問です。この質問に対して、現時点で明確に「この資格の保持が役に立つ」と言い切れるわけではありません。

しかし、ひとつだけ自信を持って言えることがあります。「この労働トラブル相談士の資格学習で学んだことは、必ず役に立ちます」ということです。この労働トラブル相談士の学習で学ぶことは、学校生活、学校学習で身につくことでばありません。就職活動の中で身につくことではありません。通常の社会人生活で、身につくものではありません。能動的に学びに行かなければ、わからないことばかりです。

例えば法律。例えば会計。例えば医療。例えば危険物取扱。皆が法律を知っていれば、法律トラブルは格段に減り、裁判所も必要ありません。会計を知っていれば、赤字の会社も減って、景気は永続的に良くなるかもしれません。しかし、知っておいたほうが良いのに、皆が学ぶ訳ではない。時間も取られるし、わざわざ勉強するのは面倒です。

だから、「資格」があるんです。資格と言う形を与えることで、他の人がしない勉強をするようになる。差別化になるからです。「私それ知っています」と言っても信用されないかもしれませんが、資格があれば評価されます。

そして、労働トラブル相談士。労働トラブルを始め、様々な労働労務に関しての知識を取り扱っている資格です。きっと、社会保険労務士や、労務を専門にしている方々からは、「こんな簡単な内容、取る価値も無い」と言われる部分もあるかもしれません。しかし、そのあなたも「採血ができますか?」と言われたらどうでしょう?上手下手は別として、看護師さんができなければならないスキルですよね?コックピットの中で、数ある計器を読めますか?パイロットには当たり前の知識です。

知らない人にとっては、知識は価値があります。だから、専門としている人たちはそれで稼ぐことができる。労働についての知識なんて、多く知っている方が良いに決まっている。稼ぎ、収入に直結する情報なのですから。

そして、それを少しでもたくさんの人に知ってもらう、興味を持ってもらう、そして学習してもらう手段として、『資格を作る』という形を選択しました。これは、間違ってないと確信しています。

あとは知ってもらうだけです。たくさんの人の役に立ちますように。

択一式サンプル問題
(全10問)

サンプル問題
終了

おつかれさまでした。解説動画をご覧ください(約5分)